IQ180・台湾最年少デジタル大臣オードリー・タンが贈るメッセージ。前向きになれる「自由への手紙」のススメ。

台湾本

昨年、新型コロナウイルスの「マスクマップ」で話題に上がった、台湾のデジタル担当大臣の唐鳳(オードリー・タン)。日本初となるインタビュー本が面白かったので、紹介します。

本の内容の前に軽く、オードリー・タン氏の経歴を確認。

  • 1981年台湾台北に生まれ、幼少期より、天才と注目される
  • 14歳の時に中学を自主退学
  • 15歳からプログラマーとして、仕事を開始し、19歳の時にシリコンバレーにて起業
  • 24歳でトランスジェンダーであることを公表
  • 33歳の時に、会社を売却
  • 2016年35歳の若さで、デジタル担当政務員に就任

経歴を知った時は、「私も何倍のスピードで生きているんだろう!」と圧倒されました。「きっと、難しいだろう」と覚悟して表紙をめくりましたが、いざ読んでみると、抽象度の高い話が分かりやすく噛み砕かれていたので、あっという間に読めてしまいました。

「自由への手紙」ってどんな本?

Courrier Japanによる、オードリー・タンの日本初のインタビュー集。

ポジティブ・フリーダムを体現するために必要な考え方そのマインドに関連ある台湾の政策について語られています。AIなどのテクノロジーとの関わり方について言及があるのも注目です。

自由とは?

本書にて「自由」には、ポジティブ・フリーダムとネガティブ・フリーダムの二種類あり、それぞれのこう定義されます。

「ネガティブ・フリーダム」とは、既存のルールや常識、これまでとらわれていたことから解放され、自由になること。

「ポジティブ・フリーダム」とは、自分だけではなく他の人も解放し、自由してあげること。

本当に自由な人は、「ポジティブ・フリーダムを体現している人」。

自由への手紙

ここでいう自由とは、ただ単に嫌な事から解放されるというだけではなくて、能動的に他の人も解放することらしいですね。奥が深い。

政治への興味を持つきっかけ&価値観をアップデートできる一冊

台湾の政治の施策が紹介されているので、読んでいて学びに

「自由への手紙のおすすめポイントは?」と聞かれたら、「台湾の政治に興味を持つきっかけになる点。」と私は答えます。

インタビューの所々で、自由の体現の具体例として、台湾の政策が挙げられています。それで、読み終わるころには

  • 台湾の政治や制度ってどうなっているんだろう?
  • 台湾政府のコロナ対策どんなことをしているのだろう?

みたいな感じで、自然と興味を持ってしまうのです。少なくとも、気になって、公式サイト訪問したり、台湾のコロナ関連のニュースを見てみたりするようになります。この本に、誘導されたかのように。

感染予防の政策の一例として、インタビュー中に上がっていた、台湾の衛生福利部の公式Twitter。
可愛らしい犬がコロナ対策を呼びかけている。

そして、個人的には、g0vなど、政治や社会問題に対してのテクノロジー活用例がたくさん挙げられていて、嬉しくなりました。

既存の価値観を疑い、自分の考え方をアップデート

「自由への手紙は」遠くない未来の価値観を吸収できるので、ビジネス書として読んでも面白いです。

この本は、様々な既存の価値観からの自由について書かれています。

  • 格差からの自由
  • ジェンダーからの自由
  • デフォルトからの自由
  • 仕事からの自由

改めて言語化されると、無意識のうちに、既存の価値観に縛られていることを認識できます。特に、仕事からの自由の章が、痺れたので、皆さんにも是非読んでいただきたいです。

全体的には、自由を体現する人の視点と私の視点が違うので、少し理想論に感じることもありました。それでも、社会や歴史によって作られた価値観に縛られていることを自覚し、自分で決めるという考え方を持つきっかけとなったという点で、気づきのある本でした。

どこで読めるの?

「自由への手紙」はこれからの価値観の向き合い方を探るためのビジネス書としても、直近の台湾の政策について知るための本としても、オススメです。

とても分かりやすく語られているので、あっという間に読めてしまいます。ステイホーム中の読書に、「自由への手紙」いかがでしょうか。

ちなみに、「自由への手紙」を圧縮した版を、今なら、Kindle Unlimitedで読めますので、こちらもチェックしみてください。

天天台湾では、お家で台湾を楽しむために、これからも、様々な台湾に関する書籍を紹介しますので、ぜひ、チェックしてみてください。

この記事を書いた人
MARUKO

台湾師範大学への1年交換留学で、台湾沼に激ハマりし、日本で社会人3年経験後、台湾へワーキングホリデー。現在は日本帰国も、再度台湾進出を目論見日々、格闘中。

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